159番地

バイク乗ったり弄ったり、廃墟行ったり、写真撮ったり、旅したり。好きなことを好き勝手して気まぐれに綴ったそんなブログです。

日窒鉱山・小倉沢の現在/矢納水力発電所

さてさて行って参りました武甲山ぶりの秩父。またしてもおもち氏と。
今年初秩父となります。

意識高さ故に今回も前乗りです。

3月9日木曜日、仕事を終えたワイらは落ち合ってから寒空の下をひたすらにバイクで走る。
前回学んだはずなのに今回も割と通気性のいい靴を履いていってしまう失態。
二人揃って足元から迫り来る冷気にやられ、気付けば靴の中に使い捨てカイロ詰めてました。
それ以外はとにかく防寒対策をしてきたつもりだったのでなんとか問題なさそう。

そんなこんなで10日の0時過ぎくらいには秩父到着。
が、走行中の方が寒さを感じないことに気付いた上、無性に寄り道したくなってしまったのでお馴染みの美の山公園へ。

美の山公園

DSC_2369.jpgやっぱりいいね~ここ。

しばらくパシャパシャしてましたが、如何せん身体動かさないもんですから寒い。
満足したところで美の山公園を後に、またしてもお馴染みの自遊空間へ。

翌朝、いざニッチツへ

10時頃自遊空間を出てウニクス秩父で昼用の食料やら調達してから出発。
今回の目的は奥秩父。ループ橋越えて、中津峡をも越えて、界隈では有名なニッチツ、小倉沢へ行きたかった。
今まで一度も行った事はなかったけど最近の状況に関して知りたくて。

ついでと言ってはなんですけど、奥秩父行くにあたってすぐ近く通るだろうしと、もう一点有名な「三十槌の氷柱」の様子も見にいこ~とか思ってました。
とまあ何も調べずに行ってみたんですよ。

DSC_2427.jpgとっくに終わってました。本当にありがとうございました。

DSC_2424.jpgただ見下ろした先にそれっぽいもの見えたんでこれで満足。満足・・・!!

気を取り直して再出発。
ループ橋、滝沢ダムを越えて中津峡方面へ分岐。

DSC_2432.jpgシーズン中は紅葉が綺麗だった通り沿いも、流石にこの季節となると寂れた感じ。
ついでにこの辺りに入ってからぱらぱらと雪降ってきて内心笑ってました。路面の凍結が一番怖いぞ~~。

DSC_2436.jpg途中見つけて思わず停車。三十槌の氷柱風な何か。
向こう側の崖に沿ってびっしり氷柱・・・なんだけど単焦点だと伝わらないんだよなあ・・・w

日窒鉱山・小倉沢

そんなこんなで日窒鉱山に入り、とりあえず進めるところまで進む。
こちらに関してはある程度下調べしてきたので、小倉沢一帯に踏み込むことは考えていませんでした。ただ様子を見に来ただけ。状況次第で探索できたら~的な思惑。

DSC_2476.jpg写真でしか見たことなかったけど、この橋を渡れば・・・だったんですよね。
前までは間違いなくなかったんだろうけど、今や特大バリケード(完全にフォークリフトのパレット)で塞がれているんですね。

もう一方あるのであろう入り口は変わらず、注意書きと鎖で封鎖されているだけ。
近くに車が止まっていたんでおそらく先客がいらっしゃったと思いますが、後は追わずに周りから写真撮るだけで退散。

DSC_2478.jpg橋の向こう。

DSC_2482.jpg道路に面した廃墟たち。

DSC_2484.jpg

DSC__2480.jpgどこか寂しいこの感じがまたたまらない。

さて、山奥のニッチツまで来てこのまま引き返すのはな~というか同じ道を戻るのがなんとなくしんどい。
事前にGoogleマップで見る限り、299号志賀坂トンネルの辺りまで山道続いてるやんけ!とか思って突っ切れるんじゃないか説あったんで、同じく進めるだけ進んでみたんですね。

DSC_2446.jpgだと思ってた。

DSC_2449.jpg泣く泣く引き返すことをを心に決めたのであった。

北からのルートが塞がれてるからどうしようもないんて。45.6kmルートを再び引き返すわけだ。。

DSC_2445.jpgちょうど両神山登山口のところ。
とりあえずバイク止めて休憩してたら、おもちが登山口からみるみるうちに遠ざかっていく。ヘルメット被ったまま登山し始めてました。
すぐ近くのかつて沢があったような岩場を通って後を追う。

DSC_2457.jpgなかなかな迫力の氷柱というか凍った沢というか、そんなようなものが登場。
よっぽど寒いってことなんやな・・・ってしみじみ思った。
ここで小学生かのように氷の上に飛び乗ったり割ったりしてはしゃぐいい年した大人が二人。精神年齢は未だに変わっていません。 

DSC_2473.jpg立派な氷です。自然ってすごい。 

DSC_2463.jpgその間に雪も強まったり止んだりを繰り返し。
かれこれ2時間くらい時間経ってて、冷静になって引き返す午後2時。

同じ道をただひたすらに走り、秩父市街へ戻りたくはないよね。

ってのも最近全然廃墟に行ってないなーってことで本当はガッツリ写真を撮りに行きたかったんですが、ここニッチツでは本当に数枚しか撮影してない模様。
こうなるだろうと思って一応保険を用意してきた。

DSC_2487.jpg滝沢ダムで少しだけ休憩してから、三峰口、小鹿野、吉田を経由して北上。

本当は今回行くつもりはなかったんですけど、廃墟へ行きたい気持ちを抱いてバイクを走らせる。

秩父通り越して埼玉の果て、ほぼ群馬にお目当ての物件あり。

矢納水力発電

DSC_2489.jpg見下ろしたその先に。

DSC_2494.jpg産業遺産、矢納水力発電所。

DSC_2496.jpgおじゃまします。

DSC_2521.jpgそうだ・・・この感じ。

DSC_2523.jpg

DSC_2519.jpg傘がポツンと。これも絵になる。
他の方が訪れた際の記事を見ても確認できないし、割と最近置いてかれたのかな。

DSC_2500.jpg地下室への昇降口。

DSC_2501.jpg急な階段。地下は薄暗くなんとなく危なっかしく思ったので進まず。

DSC_2508.jpgちなみに、階段の近辺は床が陥落しており穴がある。床というか蓋なのか。
とにかく踏み外したら3m以上もある高さから何があるかもわからない暗闇に落ちることになるので注意が必要・・・。
薄暗いが故に地下の様子はいまいち確認できなかったけど、一部井戸のように更に奥深くまで水が溜まってる箇所もあったから落ちたら大怪我っていうレベルじゃ済まないかもしれない。下手したら誰にも見つけてもらえない。

DSC_2621.jpg肉眼だとほぼ真っ暗で何も見えなかったけど、地下の様子。

DSC_2552.jpg

DSC_2557.jpg反対側にも穴。 

DSC_2564.jpg自然の力で換気扇は現在も回っています。

DSC_2566.jpg

DSC_2575.jpg

DSC_2589.jpgレンガ造りがとてもよい。 

DSC_2586.jpgよく見たら可愛らしい傘。

DSC_2601.jpg

DSC_2602.jpg

DSC_2622.jpg気付けば傘ばっかり撮ってた・・・w

DSC_2595.jpg

DSC_2603.jpg

DSC_2592.jpg反対側の出口から、矢納水力発電所を後にする。

久々の廃墟、たまらないねえ~。
そんなこんなで小一時間、廃墟を見て感じて撮影して、大満足。
反対側の出口の脇にも小屋?のようなところがあるんですけども、そちらは単焦点・中望遠故に近すぎて何写してるかわからなかったので写真はナシ。小屋の2階から発電所内を見渡せるポイントがあったんですけどそこからの景色もこのレンズじゃうまく収まりません。ますます広角レンズ欲しくなってきた今日この頃。

___image1(1).jpgおまけ程度にiPhone7で撮影したもの。
小屋の2階までの木製の階段は今にも崩れそうで、ついでに2階の床は一部抜けてるのでこちらも注意。

帰路

それからのこと。
秩父市街へ戻る途中、満願の湯にて休憩。 

DSC_2630.jpg秩父らしく、わらじかつ丼食べてから温泉でゆっくり。

身体温めて、湯冷め覚悟でいつもの如く寒空の下バイクで帰るのであった。
秩父来るのは楽しいんだけどいつも帰りがしんどいんだよなあ・・・w

2017年3月9-10日 総移動距離:約353km

下道オンリーでここまで走ったの流石に初めてだったような気がする。しんどい。

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