夏の終わりに白川郷・五箇山の合掌造り集落&下呂温泉に行ってきた話
いやまだまだ夏だ。
どうもこんばんは、千川です。
気が付けばもう9月。しかしまだまだ残暑が厳しいところ。
先週のことですがタイトル通り、岐阜〜富山〜長野を1泊2日でぶらぶらして参りました。
本当に出かける頻度が高すぎるんだ最近。
もちろん楽しめてるから良いんだけどたまにはこう家でゆっくりもしたい・・・
しかし外に出たいこの気持ち。
どう処理したらいいのか難しいところなのである。
8月28日
意識高さ故に深夜(早朝)出発。
3時半頃出発し、まずは中央道で松本インターを目指す。
前回4年前に白川郷へ訪れた際は電車やバスを利用してだったので、自走で向かうのは初。
白川郷までは各地から様々なアクセス方法がありますが、今回は長野県松本市から国道158号線・安房峠道路を経て岐阜へ抜けるルート。
白川郷自体アクセスしにくかったり遠いイメージがあったものの、それも経験しておこうじゃないかと思い立った訳です。
早速ですが、安房峠道路を抜けた先の平湯料金所。
ETCも利用可能な有料道路ですが、何より珍しいのが一旦停止型のETCゲート。
必ず止まらないといけないスタイルです。
なかなかな天候。雨も降ったり止んだり。
ここまでも何度か休憩を取りつつ、現時刻は7時半頃。
早くも岐阜県高山市!岐阜も東京からは遠いイメージが強かったりする。
(早くもとか言いつつも4時間近く経過してる)
高山を散策
長野県側から白川郷に向かうのに必ず通るであろう場所がここ高山。
せっかく来たので車止めて散歩。
ここも4年前に白川郷とセットで訪れた場所。懐かしい〜〜。
高山といえばこれ!のイメージが強い古い町並。
雰囲気がたまらない。
めっちゃ雨降ってましたが。
1時間くらいゆっくりし、9時半頃再出発。
白川郷
高山まで来ちゃえばもう割とすぐ。
高山西ICから高山清見道路・東海北陸自動車道を経て白川郷ICまで。
しかしまあ山の中なので長いトンネルがめっちゃ多い!
以前はバスで爆睡してたので全く記憶にございませんでした。
10時半頃には無事到着。
村営白川郷駐車場に車を止めて、吊り橋を渡って歩いて回ります。
早速訪れたのは荻町八幡神社。わかる人にはわかるあの舞台。
お次はこちら。荻町城跡展望台から白川郷の街並みを見下ろす。
ご覧のようにここでも雨は降ったり止んだり。至る所に雲が。
国指定重要文化材・和田家。
前回はスルーして中を見ていかなかったもので。
ぼく「こんな家に住みてえ〜〜!!!」
広々とした和室に緑の美しい庭。それを眺めながらゆったりできるような縁側。
夏にはここでアイスやスイカを食べたい。
雰囲気が最高すぎる。そんなお家。
田舎で暮らしてえ。
2階からの眺望。
周りの雰囲気もたまらんでしょこれ。
その後もひたすら歩く。気付けば雨止んでた。
4年前に来た時に驚いたのはこれ。
白川郷の水路にはニジマスや鯉が泳いでいます。
しかもそこそこ大きいサイズ。人間の肘から指先をも超えるくらいの大きさ。
興味本位で手に持ってたGoPro沈めてみたら別世界が見えた。
めっちゃおるやんけ!!
いやしかし本当にいい場所だな〜と再認識。
気付けば3時間くらい滞在してました。
雨も止んだところでもう一度荻町城跡展望台からの眺望。
ここまで車で来れることを知ってしまったから・・・。
それと道の駅白川郷。ここも茅葺屋根で素敵。
今回初めて来て思ったのは、4年前ここにテント張って泊まろうかなとか考えてたけど全然そんなような場所じゃないじゃん??
その後のお話。
世界遺産に登録されているのはここ白川郷の荻町集落、富山県の五箇山にある菅沼集落、相倉集落の3つ。
白川郷は再訪したものの、五箇山に至っては一度も行ったことがないのでせっかく来たからには全て行ってみたいという考え。
一応今回は多少下調べをして、白川郷からもそこまで遠くないことを認識していたので改めて高速に乗り更に北上!
当初は時間があったら行きたいな〜くらいに思ってましたが、出発が早かったので白川郷に3時間超滞在していても現時刻は14時半。まだまだ余裕あり!
菅沼集落
本当に割とすぐ、20kmも走らないくらいで五箇山IC。
お久しぶりな富山県。南側に来るのは初めて。
五箇山ICからも割とすぐの場所にあるのが、菅沼集落(すがぬましゅうらく)。
白川郷と比較したら規模は小さいですがここもなかなかな雰囲気。
そもそもこの富山県五箇山で2箇所が世界遺産に選定されたのも、大規模(荻町)・中規模(相倉)・小規模(菅沼)と集落の多様性を示すためでもあったらしいです。Wikipediaより。
駐車場のある高台から見下ろしたイメージ。
駐車場からはこの建物内のエレベーターで降りていきます。
突き進む。
通路を抜けた先は・・・あら素敵。
本当にタイムスリップしたかのような気分。
白川郷ももちろん素晴らしいんですが、こちらもとてもよい。
何より白川郷より圧倒的に人が少ない。
こちらでも抜群の雰囲気を味わえるので是非。
集落内のお休み処でラムネ飲みつつ、少しゆっくりしてから再出発。
15時半だしまだまだ明るい。
相倉集落
菅沼集落から更に北上。20分も走らないうちにお次の相倉集落(あいのくらしゅうらく)に到着。
先ほどの菅沼よりは少し広く、中規模レベルの相倉集落。
さーここからも歩きますよ〜。
ぼく「こんな場所で暮らしてみてえ〜〜。」
いやもう本当にのどかすぎて心癒される。
何より白川郷より圧倒的に人が少ない(二度目)
駐車場から相倉集落全景撮影スポットなるところに行けるらしいので。
ここから5分くらい登って行ったところだそう。
距離こそないけど軽い登山。
登った先からはこんな感じの眺望!
木々の隙間にいい感じに収まってる。
やっぱり合掌造り集落としては白川郷の荻町集落があまりにも有名なのでどうしても陰に隠れがちかもしれませんが、菅沼・相倉集落共に本当に素敵なところ。
時間がゆっくり流れていきそうな、そんなところ。
とここで本日ここまでの移動経路。
時刻もまもなく17時頃。
今夜は下呂温泉で1泊します。さっき決めた。
てなわけで再び岐阜へ戻りつつ、南下していくのであった。
夜の下呂を徘徊する
さて。20時半頃には当日予約した下呂温泉の宿にチェックイン。
五箇山から下呂に向かうのは、来た道を戻り高山から南下していくのが最短ルートだったんですが、無駄に郡上八幡まで南下して国道256号線を通って下呂に向かおうと思ってたんですよ。が、
ガッツリ通行止め食らってました。本当にありがとうございました。
幸いそんなに遠回りせずに下呂まで行けそうだったので迂回して向かった結果、この時間になったとかなんとか。
無事到着したので何よりですが。さあ夜の下呂を徘徊しましょう。
これまたいつの日か訪れたかった日本三名泉の一つ、下呂温泉!
有馬温泉(兵庫)、草津温泉(群馬)、下呂温泉(岐阜)と今年だけで全て訪れてしまった。良いことだ。
雅の足湯。
温泉は翌日、また宿で浸かるとして、温泉街を散策しつつ足湯を巡る。
下呂温泉も雰囲気最高だな?
いい湯いいまち下呂のまち。可愛いデザインマンホール。
お腹を空かせたが時間的に営業している店も少なく。
鷺の足湯。
またしても足湯に浸かる。ここはなかなか熱い。
かえる神社(加恵瑠神社)。
灯篭もカエルの可愛らしいデザイン。
参拝すると神様からお告げを聞くことができます。(本当)
そういえば久々におみくじ引いたら大吉でした。良いことありますように。
結局夕食はコンビニおにぎりとカップ焼きそばだったらしい。
とにかく1日が長く感じたそんな日。早起き最高!!
8月28日 総移動距離:約560km
8月29日
翌日。天気は回復して晴れ。アツイ!!!
この日は下呂温泉を満喫しつつぼちぼち帰ろうっていう考え。
特に行き先等も決めていなかったので再び下呂温泉街を歩いて回ります。
噴泉池
まずはここ、下呂温泉 噴泉池。
飛騨川の河原で下呂温泉の源泉を堪能できる場所。
川の増水時は利用不可。壁等の囲いが一切ないので水着を着用して入浴する必要があります。(義務)
今回、水着は持って来ていないので足湯程度に浸かろうと思って。
しかしなんというかこの温泉、
温度が尋常じゃない。ハンパねえ。
ぼく「熱すぎて足入れてられねえwwwwwww」
今まで入浴箇所が赤く染まるようなそれなりに熱い足湯にも幾度と浸かってきましたが、ここは一瞬浸けるだけで精一杯でした。
無理やこれ。全身浸かるなんてもってのほか。絶対50℃以上あるって。
途中現地のおじさんが寄ってきて軽く話してたんですが、
時期によるのかここ最近は特に熱いらしいです。入るのはキツいよって言ってた。
冬場とかは最高なんだろうな・・・きっと。
いやしかし眺望は最高なんだわ。
いかにも温泉街って感じの大型ホテルがそびえ立っていてたまらない。
下呂発温泉博物館
全国的にも珍しい温泉専門の博物館。
足湯や歩行湯もあるよ!
今まで訪れたどの博物館よりも(そもそも博物館に行く機会は少ないが)時間をかけてまじまじと見入ってしまっておりました。
全国各地の温泉の紹介だったり、資料の展示だったり。湯の花だって実際に見て触れられます。
昨年辺りから温泉へ行く頻度が高くなっていた私。
今更だけどいつからか温泉オタクになっていたことにようやく気付きました。
温泉オタクと名乗れるほど多くの温泉に訪れたわけでもないけど、もっと色んな温泉に触れたい、行きたい!!!そんな気持ちが非常に強くなったのであった。
いやこの博物館は素晴らしいですわ。温泉LOVE♡
温泉寺
温泉街から長い石段を登れば、そこは下呂温泉 温泉寺。
右手にあるのが本堂。
下呂温泉と共に歩み続けたここ温泉寺。
かつて源泉が枯れてしまって、白鷺が・・・の歴史があることを境内の看板で知る。
って今見たら公式HPにもWikipediaにも記載されてました。
歴史って深いな。(何)
高いところに位置するので下呂の街並みを一望出来るナイスな眺望が。
下呂温泉の気になる物件
その後は行動範囲を広げて車で温泉街をぶらぶら。
そしたら何やら気を引かれるような建物がありましたよ。
随分と素敵な建物が。
今も営業してるのかな?(すっとぼけ)
すぐ近くの線路。夏らしくてよい。
夏の青空と元気に生い茂る緑は◯墟をより美しく映えさせる。
え、廃◯なん?これ。
幸乃湯
昨日宿の温泉には浸かったものの、他の温泉は足湯のみだったのでそろそろ全身温泉に浸かりたいな?と。
この日も既に温泉博物館の薬師の足湯、白鷺の湯前のビーナスの足湯と2つの足湯は堪能した。
白鷺の湯にも行ってみたかったけど定休日だったのでここ、幸乃湯へ。
見た目は銭湯っぽいですがちゃんとした温泉。
無色透明のアルカリ性単純泉。温度もちょうどいい。
風呂上がりの飛騨牛乳が美味すぎた。
下呂らしいグルメを食らう
昨夜は完全なるコンビニ飯になってしまい、下呂温泉らしいものを何一つ食べていない気がしたので。
14時頃、”宴蔵”さんにて遅めのお昼。
昨日から色々調べてたらトマト丼なるものが有名らしい?
トマト好きな私はもう釘付けだったので食べて行きましょう。
様々なお店のトマト丼、写真だけでも見るからに美味しそうだったので。
ドーーーン!!!!!
絶対美味しいでしょこれ。実際めちゃめちゃ美味しかったですけど。
やっぱり旅先のグルメを楽しむのも大事だなって改めて思ったのだった。
食後はすぐ近くでまたしても足湯に浸かる。
田の神の足湯。
美味しいもの食べて温泉入って。これこそ生きがいなのかもしれない。
そんなこんなで時刻も15時前くらい。
初の下呂温泉も満喫したしそろそろ後に。
もちろん欲を言えばもっとゆっくりしたいけれどここは岐阜、明日は仕事。
最短ルートでも東京まで300km以上。現実が待っているのでぼちぼち戻りましょうかねーと。
あとがき
下呂温泉からは中津川へ南下し、あとは中央道をひたすら走るだけ。
・・・ですが、途中長野県飯田市にて寄り道。
というのも親の実家がこの街だったもので小さい頃何度か訪れてたんですね。久々に行きたいな〜ってずっと思ってて。
小さい頃訪れた場所や通った道など、ひたすら懐かしいスポットを巡りながら癒されてました。
最後は”下條温泉郷 コスモスの湯”にてひとっぷろ。
ここも小さい頃に訪れた場所の一つだったりする。
単純硫黄泉(アルカリ性低張性温泉)。ここも程よい温度で気持ちいい。
10年ぶりくらいに訪れた街で懐かしさやら感動を味わいつつ、日も沈んだところで再び中央道へ。
途中諏訪湖SAでカツカレー食べて帰りましたとさ。
この旅で学んだこと、
やっぱり温泉って神だわ。
おわり。
2日間総移動距離:約960km