159番地

バイク乗ったり弄ったり、廃墟行ったり、写真撮ったり、旅したり。好きなことを好き勝手して気まぐれに綴ったそんなブログです。

肺に穴があいた話

どうもこんにちはこんばんは。
ここ最近のお話でもします。

不安定な天気が続いて気付けばバイクにも乗らず写真も撮らずに日々淡々と過ごしていたつもりでした。

・・・が、平穏な日々に突然の出来事。

確かちょうど3週間くらい前のこと・・・
仕事を終えてスーパーで買い物をしている最中、突然左胸に鈍痛が走る。
とりあえず買い物終えて自宅まで帰ってくるものの品物を冷蔵庫にしまう余裕がなくリビングで悶えてました。
横になることも逆にツラい。なんやこれ?

自分自身数年に一度程度しか病院に行かないもので、とりあえず明日仕事帰りに病院でも行くか〜とか呑気に考えつつ痛みに耐えながら翌日。
冷静に考えた結果、夜開いてる病院も限られるなと思って昼休憩に病院に行ってみたわけです。
そしたらなんと、

肺に穴が空いていたそうで。 

自然気胸とかいう病。
原因が特にあるわけでもなく、肺に穴が空いて中の空気が漏れて肺が虚脱するんだとか。
程度によっては自然治癒できるものもあるみたいで、程度のレベルは3段階だそう。

軽度:肺尖が鎖骨レベルまたはそれより頭側にある。またはこれに準ずる程度。
中等度:軽度と高度の中間程度。
高度:全虚脱またはこれに近いもの。 

聴診器当てられ、気胸っぽいですね〜とりあえずレントゲン撮りましょう!と案内を受ける。
言われるがままに撮影、再び診察室に呼ばれて完全に気胸であることが発覚。
片肺全虚脱とまではいかないものの確実に半分以下に縮んでいるレントゲンを確認。
最大レベルの高度気胸だそうです本当にありがとうございました。

自然治癒できる可能性もあるけど、ここまで虚脱してると最悪正常な肺も虚脱する可能性があると恐怖の申告。
近くの総合病院に連絡するのでできるだけ早く行った方がいいと言われる始末。
このまま仕事に戻るつもりだったけど、ここまで言われると流石に悩む。
そんな感じでひとまず職場に一声かけて続けて総合病院へ。

先ほど撮影したレントゲンのデータも受け取り済みとのことで、担当医からこれからの流れについて説明。
自然治癒できる可能性もあるけど、もう片方の肺までもやられるとまずい。やはりここまでは同じ。
肺に穴が空いて本来肺の中でとどまる空気がそこから漏れちゃうので体外に出さないといけない。そのため胸に管を入れて体外に排出しますとのこと。
これまで全く大きな病気などにかかったことがないので、これから一体全体どのようなことが行われるのかさっぱり。
こうもあっさり胸に管を入れるとか言ってたもんですからまさか胸切開してそのまま入れるわけじゃなかろうし・・・口の中通してくのか・・・?いやー流石にそれもないよな・・・w などと軽く考えておりました。
ひとまずこの胸に管を入れて体外に空気を排出する処置を取って様子見が必要。これで肺が元通りになればいいんだけれど、治らない場合は手術で肺の穴を切り取ったりして治すらしいです。何やら大掛かりなことになってきたのでこれだけは避けたいと必死なワタクシ。

加えてこの管を入れる処置をしてからのこと。その後肺の状況を随時確認しなければならないため、数日入院するか、レントゲン撮影のために毎日通院するかの二択を問いかけられる。
二年前の夏にも足を折って初入院初手術を経験して、もうしばらくは同じようなことは味わいたくなかった上に何より仕事もあるからいきなり入院もちょっとなあ・・・とベッドの上で数日過ごすのも散々なので毎日通院の道を選んでました。幸い職場の近くってこともあってスケジュール調整して出勤前に通えた。

で、問題の処置についてなんですが。
事前に質問等ないか尋ねられましたが、あえてなにも聞かずにされるがままに事を進めていただく。
上半身だけ専用の上着を羽織って診察室のベッドで横になる。
続けて何やらシート的なもので左胸の一部を覆われ、ちょうど視界が遮られて寝ている状態からだと肝心の部分が確認できなくなる。
その部分に局所麻酔を複数回打たれ・・・それからのことはグロテスクな小説の一文みたいな文章になってしまいそうなので自主規制。
結論から言うと、ちょっと太めのストローくらいのチューブが胸を貫いて胸腔と呼ばれる部位まで入り込んでる状態らしいです。
体外に出てるチューブの先にはサイズが250mlペットボトルくらいのボトル的なものが取り付けられていて、それを首からぶら下げる包帯と胸から突き出るチューブ。なんたる姿・・・。
麻酔と痛み止めが切れてきた頃はおそらく切開部分の痛みと胸の中にある妙な違和感がひたすら残ってしんどかったです。痛みに関しては1、2日で引いたけど違和感に関しては継続。左胸、腕、その近辺に力を入れることができない辛さw

・・・と煩わしい物体を身につけて1週間くらい生活していたところ、無事肺も復活したらしく先週中には管も取り外すことができ自由が戻ってきました。無事手術と入院を回避・・・。
つい先日切開した部分の抜糸も終了ってことで通院生活も完全に終わりました。
いやー病院通いはもうしばらく勘弁ですわ。

そんなこんなで8月上旬からこんなことに見舞われておりました。
解放されてからは久々にバイクも写真も楽しんできたのでそれも近いうち。

突然の胸の痛み。それもしかして気胸かも。
痩せ型の若い男性に多いらしいですよ・・・。
思い当たる節とかなくても起こりうるらしいのが本当に厄介。

あとは再発しないことを祈るばかり。(諸説ありますが再発率50%くらいらしいです) 

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